2007年頃、一軒宿の「金桁温泉みなとや旅館」が閉館
金桁温泉の歴史
金桁温泉は、宇土半島の南西部に位置する三角町中村の金桁という集落に涌いています。この温泉の発見は、享和3年(1803年)頃、葦の生い茂る中に鉱泉(温度が低い温泉)が湧出し、傷ついた鹿が水浴びをしている姿を村人が見たという言い伝えがあります。しかし、応永11年(1404年)の肥後郡浦庄検地帳には、金桁のことが「金北」と記載されており、この当時から金気の多い水が湧いていたことを示しているのかもしれません。
炭酸を主成分とする金桁温泉が温泉または飲用として利用されるようになったのは明治以降のことです。明治のはじめ村の有志が浴場をつくり地元で利用をしていたものが、三角線の開通(明治32年)にともない湯治客が増え一時期は4軒の旅館が軒を並べていました。昭和の初め頃から昭和13年頃にかけて、金桁鉱泉の水をビン詰めにして炭酸水として出荷していました。この炭酸水は、ロンドンの世界博覧会で金賞を受賞した実績もあります。
このときに掘った炭酸水の井戸はこの地にある旅館の入り口にあり、現在も炭酸水が湧き出ています。地元の方の話では戦前は村の人総出で年に一度井戸さらえをしていたそうです。井戸をさらうときには、井戸の底に二酸化炭素が充満しているため、唐箕(とうみ)を使って井戸の底に空気を送っていたそうです。
(熊本県庁 HPより)
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金桁温泉の情報
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