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登録有形文化財の宿 『旅籠 ゆさや旅館』
木造モルタル2階建て(2000年10月に国の登録有形文化財に登録されました。) 文部大臣の諮問機関の文化保護審査会は平成12年7月18日、全国140件を登録有形文化財に指定するよう答申した。
東北では、ゆさや本館と土蔵等5ケ所、9件が指定さました。
ゆさや本館は、昭和11年に改築された建物で、木造二階建て、入母屋造りのかわらぶき屋根、表側の梁は建物の端から端まで12間半の一本丸太、ロビー付近の柱は太い栗材を使用している。昭和37年に改造されているが、柱の位置等は変わっていない。
昭和11年の改築の前は、明治23年に付近の出火で類焼したことから新築されたが、この焼失した建物の写真を見ると、現在のものと間取り等は変わっていないように思われる。つまり建築様式及び構造は江戸時代から殆ど同じと考えられる。
この地区は純防火区域となっており、立て直す時には鉄筋にしなければならないことから、ゆさやとしては貴重な現在の木造旅館を大切にし、できるだけ永く旅館として使用していきたいと考えております。