新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

■スポンサードリンク

全778件 66~70
  • 【医師信仰というメンタルブロック】
    コンサルタントの仕事をしていると何を見てもビジネスモデルに関心が行きます。人類史上最も稼いだビジネスモデルは死の商人だと思います。戦争を引き起こし武器を売るばかりでなく、病気を生み出し薬を売ることで肥大化した医産複合体も死の商人です。薬はドラッグの語源が干し草とされるように元来植物を用いましたが、植物が持つ薬効成分の化学的な構造式が分かると石油を原料に作られるようになりました。化学薬品と薬草の違いが副作用の大きさです。学界・政界支配により一流派でしかなかったアロパシー医学(薬物療法)を医療体系の中心に押し上げたビジネスモデルが最も成功したのは、世界の4割の薬を消費する日本です。医療に対するイメージが昨今芳しくないのは、その一部が闇に包まれているからだと思います。日本人を薬漬け、検査漬けにする上で少なからず役割を果たしたのは日本医師会です。医師信仰というメンタルブロックとは恐ろしいもので人々が本当の姿に気づくことを妨げていると思います。

  • 【身体が正気を取り戻す】
    コーヒーには体を消耗させる毒や中毒性があると言われましたが、この数年は逆に体に良いという主張が幅をきかせ、多くの人がこれを免罪符にコーヒーが美味しくなったと思います。かつてはバラエティ番組の定番は健康ネタで、何が身体に良いと言えば翌日にはスーパーから商品が消える熱狂でした。2015年には、「おもいッきりテレビ」で「お年寄りは脱水症状になりやすいから毎日2リットルの水を飲もう」と呼びかけたみのもんたが、これを実践してうっ血性心不全などを発症した主婦から、6,700万円の損害賠償を求めて訴えられました。この数万年人間の体はほとんど変化をしていないのに、健康トレンドが頻繁に変わるなどありえません。健康に絶対はないのに、このサプリメントで痩せる的な話を人は信じます。メディアが流す情報を鵜呑みにする前に自分の身体に聞くことが大切なはずです。週に一度一日一食にするだけでも、身体が正気を取り戻し満腹中枢の感度が戻り、添加物の味や匂いを嗅ぎ分け、コーヒーは一杯飲めば十分になります。外界の騒音を遮断する断食は身体に静寂な時間を与え、本来備わる感覚を取り戻すことができると思います。

  • 【運動栄養学のコペルニクス的転回】
    世界で最も会いたい人は現在70歳のマルコ・オルモ(Marco Olmo)です。イタリア人とトレイルランニング関係者なら知らない人がいないトレラン界のスーパースターです。世界最高峰のレースUTMB(Ultra Trail du Mont Blanc)で2005年の3位を皮切りに翌2006年、2007年に連続優勝しています。彼をウルトラトレイルの英雄足らしめているのは2007年優勝時の58歳11ヶ月という年齢です。フランス、イタリア、スイスとヨーロッパ最高峰を駆け抜ける総延長163 km(当時)、累積標高差1万 mの過酷なレースに3回続けて入賞するなど超人的離れ業です。37歳でベジタリアンになり、40歳からウルトラレースを始めて偉業を成し遂げた彼が、普段何を食べ、何を考え、どのように暮らしているのか興味が尽きません。イタリア北部の貧しい農村の出身で、家庭の事情から思うような教育を受けられず長年肉体労働に就いたと言います。レースは不本意な半生を贖うもので、還暦も近い年齢で世界最高の栄冠を勝ち取った物語ほど心踊らされるものはありません。優勝した2006年、2007年のリザルトを見ると、前半の20位前後からレース後半の100km地点以降一気に順位を上げ独走していることが分かります。解糖系エネルギー産生で圧倒的に有利な若手選手を制してマルコ・オルモが優勝したことは、糖質重視だった運動栄養学にコペルニクス的転回をもたらしました。

  • 【製薬会社が決める医療】
    企業人でなくてもコストパフォマンスを気にします。しかし最も大切な健康に関しては、費用対効果に関心が払われません。生活習慣病は自らが生み出す自傷行為ですから生活を見直せば発症しません。リスクの高い生活習慣を放置したままCT検査などで被爆するのは費用対効果以前の問題です。必要なのは早く起きて、食事を減らし、運動するだけでどれもお金がかかりません。簡単に健康的な体を作れるのに、3ヶ月で50万円以上もするジムに通い健康を買おうとする日本人は某社の顧客だけで十数万人にのぼります。怪しげなサプリメントや健康食品も、大金を投じる価値があると信じ込ませる幻想が儲けの源泉です。癌や糖尿病など生活習慣病の主たる原因は糖質過多の食生活です。糖質を唯一のエネルギー源にする癌は糖質を断つことで成長しなくなり、他方正常細胞は脂肪酸から合成されるエネルギーを使うので問題は生じません。糖質制限を悪者にする人がいるのは、ドル箱の生活習慣病が簡単に治ってしまえば商売に不都合をきたすからです。大半の高血圧は治療の必要がないのに、巨大な降圧剤市場の力で基準値が見直されてきました。WHOの予算の7割は製薬会社の寄付とされ、医療系大学へも億単位の寄付がされていますから、われわれが信じている基準値や治療法の多くは製薬会社の御用学者が決めているはずです。

  • 【何かに支配される依存体質】
    肥満していた40代後半まではどうやっても痩せる気がしませんでした。10kg程度の減量に成功しても気づくと元の体重に戻ってしまいます。糖質制限で20kg痩せてから7、8年経ちますが、体重変動はわずかで今は逆に太る気がしません。糖質制限で痩せない人やリバウンドする人は本当の空腹と脳が伝える空腹感を混同しているのが原因です。この違いを理解しないと、結局我慢を強いるのでそのストレスからいずれ過食に戻ります。過食を防ぐには無意識、無自覚に食べることをやめて、食べている自分を分析的に見る習慣が必要です。普段の朝食は糖質抜きですが休日の朝などにパンを食べると昼前にはとてもお腹がすきます。これは本当の空腹ではありませんからナッツでもつまんで空腹感を回避できます。今食べているものが何時間後にどのような変化を身体にもたらすかを理解していれば食べ物に支配されるのではなく、自分で体をコントロールできます。3ヶ月で50万円以上するジムで痩せることは、自分でボディーメイクするせっかくの機会を失い、いつまでも何かに支配される依存体質を脱却できないと思います。

このページを共有



■スポンサードリンク