新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【綱渡り人生がもたらす急成長】
    話題の尽きないZOZOのような株価推移をたどる企業が後を絶たない印象です。負ののれん経営で有名になったRAIZAPの株価も似ています。お金大好き人間にとって会社は単なる儲けの箱ですから、十分にキャッシュを引き出してしまえばあとは怖いものなどなく、それが余裕のコメントにつながっていると思います。十把一絡げにしてはいけないのでしょうけど、こうした企業に共通するのは、ぎりぎりの綱渡り人生に耐性のあるリスキーな性格の人間が、たまたま時流にのって急成長することだと思います。ここまでの成長を実現できる経営者はマーケットを読む独特の嗅覚を持っていると思います。他方でリスキーな性格が災いして安定した経営をできないのですが、金余りの日本では少数の成長企業に投資家が群がります。人としての正しい道のために企業を成長させる経営者を輩出する社会の到来にはまだ時間がかかるのかもしれません。

  • 【教育こそが未来を変える】
    週末は娘の学校行事に行きましたが、勉強させられることばかりです。中高生の将来の夢を聞いていると希望を感じます。単なる思い付きや空理空論ではなく、将来に向けた計画があり地に足着いた活動を日々実践していることに明確な意志を感じます。上場企業を含めた大半の企業の経営計画より意義深く、道筋も確かです。自分が在籍した企業を含め経営計画を作るときは売上や利益ありきです。しかし肝心なWHY、なぜ利益が必要かというその先の議論は皆無です。とりあえず作った形ばかりの企業理念など経営層以下誰一人信じておらず、グランドデザインなき消耗戦に生きがいなど感じるはずもありません。英語教材が魅力的なTEDであることも小さくない理由だと思います。勉強嫌いを増やした犯人は全く興味の起きない教科書に他なりません。この世代が社会に出る頃には企業もそのあり方を大きく変えると思います。教育こそが未来を変えると感じる週末でした。

  • 【戦争に学ばない日本】
    海外に出ると戦争博物館に行きます。ロンドンで見た帝国戦争博物館も見ごたえのある博物館です。興味深いのは自軍の功績を誇示することなく、敵側の武器展示が充実していることです。ナチスドイツのV1、V2ロケットや初の西側近代兵器同士の戦いになったフォークランド紛争におけるアルゼンチン側の武器展示に多くのスペースが割かれています。複数の艦船を沈めイギリスにとっては悪夢でしかないアルゼンチン側のエグゾセ空対艦ミサイルが目を引きます。フォークランド紛争は領有権問題を抱える国々にとっては格好の研究対象であり、日本にとっても例外ではありません。どこの都市でも見かける戦争博物館ですが、日本には靖国神社境内の宝物館である遊就館などわずかな例外を除き戦争博物館とされる施設はありません。戦争とビジネスは類似する部分が多く、太平洋戦争などの豊富な事例を一般の人が知らないことは大きな損失だと思います。

  • 【好きなことの先にある人生】
    娘を見ていてうらやましいと思うのは自分の人生を好きなように描けると思っていることです。自分の時代も十分に豊かだったはずですが、「働かねばならない」という社会の制約が大きく、好きでもない仕事でも、乗りたくない満員電車でも疑うことさえ許されず働いてきた印象があります。好きなことをやりたいと言えば、「夢みたいな話」と否定され社会からはじき出されるのがおちです。もちろん今の世代でも生きていくために働かなくてはならないことは同じですが、やりたいことや好きなことの先に仕事があると思えるところに時代の変化を感じます。限界費用ゼロ社会の到来により起業のハードルが下がったこと、経済成長や消費社会への妄信の呪縛が解けたこと、核家族化が進み社会規範が緩んだことなど理由は少なくないと思います。長年人生に夢を見ることを許されず思考放棄を続けてきた世代にとって、リタイア後になって好きなことをして良いと言うのは酷な話です。

  • 【集団主義とエゴイズム】
    昨日は表参道を歩きました。歴史的建造物が都市の景観に埋没する美しいロンドンの街並みとの差は圧倒的です。よくも悪くも日本の建築表現は自由であり、都市景観への配慮はありません。ロンドンにもデザインを主張するビルがないわけではありませんが、伝統的な街並みとの対比にも一定の調和が感じられます。景観規制があるとされる京都の街並みでさえ汚く、そこには温かみがありません。許せないのが日本の住宅地で、日本中がスラムと化していると思います。ロンドンで見たいくつかの大学や刑務所でさえも温かみや美しさを感じます。普段は集団主義を重んじる日本が、こと不動産活用に関してはエゴイズムを認めるやり方には疑問があります。

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