新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【比較からの解放】
    日本工学院に行く週2日は朝食、昼食を抜くので自然と24時間断食になります。食事の回数を減らすと食事はより豊かなものになり、自分の内面と向き合う瞑想になります。朝食に糖質を摂らなくなって以来無闇に空腹を感じることがなくなり、仕事をする日の断食は時間節約になり好都合で、意識の上でも快適です。体には心地よい静寂が戻り五感が鋭くなります。消化のための重労働から解放された体は代謝に集中でき健康増進になります。疑いもせずに三食を食べてきましたが、食べないことには食べること同様の喜びがあります。食欲を満たす食事の喜びよりも、空腹でも早朝の朝もやのトレイルを歩き静かな時間を持つことの方が魅力的です。最低限で満たされるミニマリズム的な思考を脳が覚えると、比較のストレスからも解放されます。

  • 【スタイリッシュでスパルタン】
    週末に訪れた本栖湖はアニメ「ゆるキャン」の舞台であり、この季節もキャンプをする人で賑わいます。静寂に包まれる日の出前の湖岸に立つと、毎朝甲子山に登っていた新甲子温泉での生活を思い出します。ブームが去った感のあるグランピングに欠けている魅力はわくわくするような身体感覚を伴う刺激だと思います。一部のトレンドセッターによると次の流行はLuxpedition(Luxury Expedition)だと言います。その感覚は内外のロングトレイルを走りながら旅をする自分のまわりの人たちの消費行動とも符号します。単に美しい写真を撮るだけや美味しいものを食べるだけの旅行に欠けているのは自分と向き合う身体感覚だと思います。体を酷使してロングトレイルを走破する達成感と、キャンプ地での上質な時間を持つ、スタイリッシュでスパルタンな冒険旅行は今の自分にとって何より魅力的です。

  • 【命がけの通勤】
    昨日は日本工学院の蒲田校に行くのに通勤電車に乗りました。駅に到着したときはすでに内部の乗客の圧力でドアが開きませんので乗れるのは数人です。一本見送り乗った車内もちょっとした地獄絵で将棋倒し並の圧力とスリルを味わえます。ドアの近くにいた後ろの人は身の危険を感じて必死に押し戻そうとするのですがどうすることもできない強烈なGに身を任せるしかありません。鉄道会社の対応にも限界がありますが、さらなる再開発でオフィス供給が増えれば、東京でもっともエキサイティングなアトラクションになるに違いありません。20年前からリモートワークができるのに、都心のオフィスに命がけで通勤させるなんて正気とは思えません。

  • 【ギラギラよりもキラキラ】
    晴天に恵まれた週末の登山道整備ボランティアが充実していた理由は、ジビエ料理やカヌーの魅力もさることながら、趣味や考え方が近い人たちとの出会です。人に出会い人を知り人のつながりが広がることの充足感には代えがたい魅力があります。様々な人に出会いながらたどり着いた自分なりの人物評価基準は3つあります。①いつも謙虚で物腰が柔らかい、②好奇心に満ち溢れ目をキラキラさせている(ギラギラではない)、③ユーモアのセンスがある。これまでの人生で出会った素晴らしいと思える人は皆例外なく謙虚で親切です。逆に上から目線や傲慢な態度の人はすぐに底の浅さを露呈します。好奇心に満ち溢れている人は情熱とやる気オーラを放ち、一緒にいるだけで元気になります。そして熱心に話し続ける人は目をキラキラと輝かせています。ユーモアはタフな仕事を乗り越える時にも健康になるにも必要だと思います。

  • 【レジャーの新しい形】
    昨日は本栖湖周辺の登山道整備ボランティアに参加しました。夕食のしし鍋、鹿ステーキのジビエ料理と、翌日の本栖湖カヌーツアーが行く気になった理由です。しかし動機が不純であってもトレイル整備に汗を流すことが重要です。このようなボランティア活動を広げていくためには企画の魅力が必要だと思います。全額自己負担で遊びに行くより、一部自己負担で半分ボランティアをする方が充実した週末になります。楽しさの要素を組み合わせるボランティア活動はレジャーの新しい形態になり得ると思います。カヌーツアーでは、妻のカヌーが近づくとラブラドールは乗り移りたいのか、本栖湖で泳ぎたいのか、興奮して暴れ転覆の恐怖を味わいました。

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