新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【美味しい食事ではなく、食事が美味しい】
    多くの人が健康問題で頭を悩ます原因はそのゴールの曖昧さだと思います。健康のゴールは単純に快眠、快食、快便です。そのために必要なこともシンプルで早起き早寝、少食、運動です。これが実行できない理由も簡単で、脳に身体を操られているからです。その典型が「美味しい食事」という誘惑でしょう。グルメを自認する人は「食事」を追いかけますが、重要なことは食事が美味しいことです。食事は目的なのか手段なのかという命題に気づいたきっかけは糖質制限でした。空腹には二種類がありその違いは、脳の低血糖状態に対する欲求か否かです。この違いが分かると脳の欲求をやり過ごすことができ少食もダイエットも思いのままになります。それでも不健康が蔓延するのは単にヘルスリテラシーが不足しているからだと思います。

  • 【食べる執着をなくす】
    日本工学院に行く日は一日一食の間欠的断食(Intermittent Fasting)をします。健康面から見ると現代人は3割ほど多く食べ過ぎているとの指摘がありますが、食事を3割減らすことは困難です。複数の宗教が断食を奨励するように、食べる日と食べない日を作ることは現実的な解決策になります。間欠的断食の魅力は食べることも食べない静かな時間も楽しめる点です。食べないことのメリットは血糖値スパイクを招かないことやミトコンドリアが活性化されること、長寿遺伝子がオンになるなどがあげられます。他方で人体は糖新生やケトン体産生により低血糖になることもありません。食べない時間をはさむことで食べることを再考します。食べることへの執着をなくすことこそが食べることの喜びを見出す秘訣だと思います。

  • 【巨大なミッシングリンク】
    娘の同級生が連休にヒッチハイクで東北を旅行したという話を聞いたとき、「最近の子供でもそんなことをするんだ」と思いましたが、それこそシェアリングエコノミーです。時代は巡るのか温故知新なのか世の中は方向感を失ったようです。高校生の娘は自分が10代の頃のユーミンやカーペンターズを知っていて、時間が戻った感覚を覚えます。われわれは無意識に時間には一定の方向性があると考えますが、まだ気づいていない時間の断絶があると思います。700万年に及ぶ人類系統樹の時間軸から考えると、われわれが知るたかだか2000年の歴史など一瞬の点に過ぎません。現代人だけが人類史上唯一高度文明を築いたことは奇跡で、そこには巨大なミッシングリンクがあると思います。

  • 【単調が身体を蝕む】
    時間に従って生きる現代の生活は単調になりがちです。月の単位で給料をもらい、月曜から金曜まで週の単位で働き、決まった時間に食事をします。しかしヒトの身体は未だに百万年単位の原始の身体と同じで、変化には数万年を要します。原始の時間は自然に依存し、日々変化していたはずですが、現代人は時間通りにいかないと強いストレスを感じます。やる気がなくても会社に行き、仕事がなければ作り出してでも機械的に働くことは生産設備が動かせない時代は合理的でした。自分の足を使わず移動し、毎食好きなものを食べる生活は狩猟採集の生活とはあまりにかけ離れていて、そのことが人間を憂鬱にし、不健康にしていると思います。

  • 【嗜好品の魔力】
    花粉症と胃の違和感は30年来の持病でしたが、その一つが治り始めました。それも一切お金をかけず水分を数日控えるだけです。中医学やアーユルヴェーダの舌診は知っていましたが、胃の状況が舌の潤いに現れることを実感しました。嗜好品としてお茶やコーヒーを飲む習慣が過剰な水分摂取になります。嗜好品は英語でPleasure Productsですが、日本語のSikohinが世界的に通用するほど日本人の生活に密着しています。嗜好品は味覚や臭覚を楽しみ摂取時の心身の高揚感のために摂取される食品・飲料・喫煙物とされ、心理的、薬理的なメカニズムから依存の対象になります。嗜好品の特質は、栄養やエネルギー源を期待しない、生命維持に強い効果はない、無いと寂しく感じる点にあり、生体維持の機能に関係なくただ楽しむために存在します。生活習慣病の大半が食源病と言われるように、生きるためではなく楽しむために摂取することは自傷行為につながると思います。

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