新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【ささやかな冒険の途上】
    冒険のない人生なんて味気ないと思います。地球の裏側に行くようなことだけが冒険ではありません。自分にとっては旅館を買ったことは十分に刺激的な冒険で、家では料理なんてしたこともないのに70人分の調理ができる自分を少し誇らしく思います。挑戦する高揚感が自分の知らない一面に気づかせてくれます。無謀さがなければ苦労も刺激もない退屈な人生を過ごしていただろうし、人の助けのありがたさを感じることもなかったと思います。アドレナリンが出るような体験の連続で、何でもできるような気がしてきます。まだこのささやかな冒険の途上にあって、先が見えないからこそ価値があるのだと思います。

  • 【人間性回復ビジネスの時代】
    人口減少が現実問題になり、あと30年もすると北海道や東北、山陰、四国などでは減少率100%の無居住化される地域が目立つようになります。平成が失われた30年という低成長時代へのトランジションなら、新しい元号で始まる時代はマイナス成長への幕開けになります。この変化は高度経済成長から低成長への変化以上に大きな混乱をもたらし、従来常識を書き換える必要を迫ると思います。シェアリングエコノミーの派生形が生活に入り始め、若い世代を中心に新しい生き方の模索が始まっていますが、大人が牛耳るビジネスの世界では時代遅れの価値観が支配的です。エンロン事件やリーマン・ショックから、年末のゴーン・ショックに至るまで、性懲りもない強欲は健在です。金だけを尺度に生きる心貧しき人々からビジネスを取り戻し、人間性回復のためのビジネスをする時代が始まると思います。

  • 【造花を置くとつぶれる】
    花に詳しいわけでもとくに好きなわけでもないのですが、いつからか花の持つ力を信じるようになりました。ホテル業界では昔から造花を置くホテルはつぶれるというジンクス(都市伝説)があります。花は感情を持つという研究が海外にありますが、花の持つ生命力は人を癒し正気を取り戻させる力があると思います。1か月前に350円で買ったシクラメンは、世話もしないのに食卓の上で次々と花を咲かせます。都会人は土に触れる機会が減り、生命力を感じられない生活を送ります。植物を育てる農業は生命を育み、同時に生命力をもらうすばらしい仕事なのだと思います。

  • 【本質はピープルビジネス】
    昨日は近所のファミリーレストランで打ち合わせをしました。朝7時からの打ち合わせはお互いのスケジュールが空いていて、朝食を兼ねるので合理的です。前回は開店時間を15分以上過ぎても入口の鍵はかかったままでしたが、昨日も開店時間を過ぎてから店の責任者と思われる男性があわただしく車で乗り付けます。他にも来客がありますが、昨今の人手不足を皆承知していますし、生気なく働く男性の顔を見ると文句を言う人はいません。長年飲食サービス業は低賃金を前提にしてきましたが、昨年から賃金は急上昇しており、事業を抜本的に見直す時期が来ています。ホテル業界の一部では雇用という概念を変え4年程度の業務委託方式がスタンダードになりつつあります。雇用契約であろうが業務委託契約であろうが、重要な視点は事業の本質がピープルビジネスであることです。必要なのは働く人が生きる活力を感じられる人間性の回復だと思います。

  • 【「何とかなる」ではなく「何とかする」】
    「人は何のために生きるのか」という答えのない問いかけを長年してきました。あるとき「自分はどのように生きたいのか」と問うべきだと気づきました。この誤りに気づくと全ての思考パターンの書き換えが起こります。「どうすれば人は動機づけられるのか」という問いは、「人が生きがいにしたい仕事は何か」の間違いです。同様に「顧客は何を求めているのか」は、「顧客を熱狂させる商品はどうすれば作れるのか」に変わります。人生を主体化すれば堂々巡りの思考から解放され、答えに巡り合うことができます。人が自信を失い生き苦しさを感じる原因は、オーナーシップを手放すことに他ならないと思います。人生に必要なのは「何とかなる」という楽観ではなく、「何とかする」という生きる意志なのでしょう。

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