新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【レガシーエアと失われた30年】
    昨日マカオに来ました。経営悪化でキャセイに買収されたLCCの香港エクスプレスは、乗客のほとんどが日本人なのに日本語アナウンスを全くしない割り切りようです。トイレこそ無料ですが個人モニターもなく、水も出ません。一方、同じような値段で売りながら機内食を出し、エコノミー客にまでワインを何度も勧めるようなレガシーエアは過剰品質であり放漫経営にさえ見えます。顧客満足がいくら高くてもそれが単価上昇に結びつかないレガシーエアの姿は、平成が終わる今日、デフレ下の30年間の日本企業と重なります。

  • 【人間が向かうべき新天地】
    AIの不気味な進化とRPAの洗練はシンギュラリティの議論を消し去るように見えます。米国では医師、会計士、弁護士などの士業が静かにAIに置き換えられ、花形とされた戦略コンサルさえお払い箱になっていると聞きます。誰もが人間に残される仕事の領域を考えます。しかし、ディープラーニングの仕組みを人間が解明できないのに、AIは何が苦手か考えることは無駄だと思います。言えることは、AI時代の恐怖が人々を走らせる先にはビジネスチャンスがあるということです。まだわれわれが気づいていないが、生物としての人間が本来持つはずの人体の眠れる能力が次のフロンティアだと思います。広い領域の事象を無意識に組み合わせる全体性、ルールに抵触するきわどさやいい加減さとの両面性、生身の人間が発する場の空気を透視する嗅覚など、五感で感じ肉体を通じてアウトプットすることこそが人間が向かうべき新天地だと思います。

  • 【目標のない人生なんて】
    真冬に戻ったような寒さのなか、昨日は100マイル山岳レースのUTMFに多くのFB友達が参加しました。温かい室内でGPSの航跡を追うだけの自分にとって、雨天から雪にかわった山を夜通し走る友人たちは遠い存在です。ゴールという目標のある人は幸せだと思います。花粉症を口実に練習もせず、怠惰な生活を許す自分に罪悪感を覚えます。人間はいくつになっても体と心を鍛え続けなければ急速に衰えていきます。美味しいものを食べ友達と楽しく過ごし、たまに旅行やスポーツをするだけの余生を夢見ていましたが、目標に向かおうという気力のない人生など、退屈で気持ちは満たされないと思います。

  • 【反捕鯨こそが野蛮】
    ニュージーランドに呼応したとされるスリランカのテロといい悲劇の連鎖は跡を絶たず、異文化理解とは逆の力で世界は動いています。カルロス・ゴーンの逮捕について米国有力紙が批判を繰り返しますが、グローバルスタンダードのような顔をしている米国の訴訟社会こそ病んでいます。刑務所の民営化で終身刑を乱発するような国が日本の司法制度に文句をつける資格はありません。2月にロンドンに行ったとき、WWF(世界自然保護基金)に勤める親戚が英国の入国審査官に「捕鯨問題をどう考えるのか?」と聞かれて足止めされた話を聞きました。捕鯨問題の腹立たしさは、酷い方法で日々動物を大量殺戮している国が日本の伝統文化を糾弾するご都合主義です。鯨だけは特別という勝手な主張で過激なテロに及ぶ連中に寛容な反捕鯨の風潮こそが野蛮です。

  • 【エリート支配対平民主義】
    カルロス・ゴーンの再逮捕と保釈のニュースに接し、日本における教育のあり方を考えます。いまに始まったことではありませんが、全入時代の高等教育は学ぶ意味を奪い、知的探究心のない学生を量産します。他方で良い面もあり、それは教育の平等性です。カルロス・ゴーンが教育を受けたグランゼコールはエリート養成機関として高等教育を受けるに値する知的能力の有無を早い段階で厳しく選別し、国が丸抱えで育成します。遅咲きの知的能力をもった子供は切り捨てられ、最終学歴によって一生人に使われる仕事に甘んずると言います。エリート支配が政治の公正さを捻じ曲げているのが格差の拡がる米国や中国です。平民主義を歓迎する日本でカルロス・ゴーンが逮捕されたのは象徴的な出来事に思えます。

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