新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【地球とシンクロする】
    昨日は阿蘇カルデラの巨大な外輪山の雪の残る山頂から日の出を見ました。日の出前30分の空は刻々と色を変え地球の動きを体感する神聖な時間です。福島で生活しているとき精神状態が安定し心身ともに健康だった理由は、毎朝のトレイルランニングと山頂で拝むご来光にあったと思います。今日最初の太陽を浴びるとき瞑想のような境地になり、自分の人生にとって大切なものが何かを考えます。多くの都市生活者は、慌ただしい朝の準備か混雑する電車のなかで日の出の時間を迎えます。日の出や日没には地球とシンクロする特別の意味があると思いますが、喧噪に包まれる都市はそうした自然の営みをかき消します。人の浅ましさや冷酷な側面がクローズアップされるのは、人が進化の過程で自然を捨て破壊してきたことへの内なる復讐だと思います。

  • 【歪んだ現代社会の病理】
    女児虐待死事件は救いを求め、防ぐ機会がありながらの悲劇ゆえにやるせないです。まれに起きた不運な事件として忘れ去るにはむご過ぎます。しかし、こうした悲劇が教訓となることはなく、恵まれた人にとっては所詮他人事です。すべての人が幸せを求めますが、それは十分に満たされた上での際限ない幸せの追及に陥り、飽き足らずに繰り返される貪欲で軽薄な消費の一部です。真に必要とされるのは自己中心的な幸福の追求ではなく、取り残される人を作らないことです。学校や児童相談所のみが責められる問題ではなく、社会への無関心、人への無関心という心の荒廃こそが歪んだ現代社会の病理だと思います。幸福を目指すのであれば、自らが社会にどのように貢献できるかが問われるべきでしょう。

  • 【思考の形跡】
    昨日は代官山までラブラドールとジョギングをして脳の血流を上げてから、日本工学院の後期の採点をしました。15年間試験を避けて小レポートなどの平常点で評価してきたのは、一度の試験で点数化することが、学生の可能性を見つけて引き出すべき教師の役割に反すると感じていたからです。採点してみると授業中不真面目な学生がセンスの良い答案を書いたり、意外な発見もあり採点基準を工夫すれば試験も悪くないと思います。評価の基準は、理解力や記憶力よりも、独創的な思考や表現力、観察力を優先します。話したことを覚えているかではなく、文脈を多少外れても再構成できる思考の形跡を答案用紙に探します。

  • 【統計信仰の無駄】
    勤労統計不正など、政府の基幹統計で統計法違反の疑いがもたれ、約半数でミスが判明しています。近年減少する国の統計職員数が影響したとの声もあります。旅館をしていると様々な調査依頼が来ますが、こうした統計を作るには国のみならず民間も多大な負担をしており、年間コストは莫大です。仕事柄国の統計を良く使いますが、その使い難さには多少目をつぶるとしても、データ間の行のずれなど明らかなミスを時々見つけます。遠からずIOT、ビッグデータ、AIが統計を自動的に作ると思いますが、国家統計や企業のKPIなど、人間の誤った数字信仰がもたらす巨大な無駄だと思います。

  • 【幸福と成功は仕事から】
    気の遠くなるような30年のモラトリアムを経て個人事業者になったのは、毎日同じ満員電車で会社を往復する生活の言い知れぬ恐怖から逃れるためです。リタイアして通勤電車に乗る必要までなくなれば、さらに単調な毎日が始まります。人は退屈な生活を変えるためにお金を払ってレジャーに勤しみます。しかし、自らが事業者になれば単調な生活などありません。昔から仕事は嫌いではありませんが、個人事業者になるとより好きになります。交友関係が変わったためか最近は「仕事が好き」と公言する人が多いと感じます。より正確に言うなら仕事と意識することなく人生と融合しています。プラスもマイナスも含めて人生に彩りを添えてくれるのは、仕事をおいて他にないと思います。仕事を人生と一体化させることこそ、幸福と成功の近道だと思います。

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