新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【自由と安定のジレンマ】
    近所の商店街を歩くとき、個人商店の客の入りが気になります。こんな客の入りでやっていけるのだろうかなどと余計な心配をして、客が入っている日は安心します。多くの商店や自営業者、経営者が毎日の売上に一喜一憂し心が休まる暇がないのに対して、毎月定額が振り込まれるサラリーマンは気楽です。ある意味で最良の社会保障制度だと思いますが、自身は現役時代その有り難さに気づきませんでした。慣れの恐ろしさで、お金を稼ぐというプリミティブな行為の存在を忘れてその境遇に甘んじます。10連休が近づくとサラリーマンの収支を考えます。この時期航空券や宿泊費は10倍以上に高騰することも珍しくなく選択肢も限られますが、絶好の機会を逃すまいと脅迫観念にかられます。10連休の熱狂に自由と安定のジレンマを考えさせられます。

  • 【肉体は衰えない】
    多くの人が諦めたら終わりだと知っているのに、こと年齢になると皆一様に諦めます。「もう年だから」と言う声をよく聞きますが、希望や明るい見込みがなければ人生は暗いものになります。皆が肉体的な衰えを信仰しますが、それは一面で正しく一面で誤りだと思います。70歳代になってフルマラソンを2時間台で走ることは難しいかもしれませんが、年齢にあったスポーツを選択することで肉体の限界は消えます。1948年生まれのマルコ・オルモ(Marco Olmo)が世界一過酷とされる100マイルのトレイルランニング世界大会UTMBで優勝を飾ったのは58歳でしかも翌年二連覇しています。この驚異的な偉業は、人間が本来持つ身体能力からすれば説明が可能です。86歳の今年、南米最高峰のアコンカグア登頂を目指した三浦雄一郎氏でさえ、60歳代は運動不足でメタボリックシンドロームに悩んでいたという話には勇気づけられます。

  • 【やる気の源泉は自然のなかでの運動】
    EBM(Evidence Based Medicine)が言われ始めて久しいですが、多くの場合それは遅すぎた証明であり、常識の追認です。他方で科学的な裏付けの取れないことを多くの人は信用しません。コンサルタントの仕事を始めてから20年の間、一貫した関心はやる気の源泉が何かです。企業の競争力は従業員のモチベーションにかかっています。どんなときに心の状態が良好で前向きになれ、自己肯定感が高まり意欲が湧くのか自分を観察します。自分にとってもっとも重要なのは自然のなかでの運動をしながらのリトリートです。満員電車に揺られ息の詰まるオフィスで仕事をするのと、早朝山に登り新鮮な空気とご来光を受けて温泉でリフレッシュしてから仕事をするのでは雲泥の差があります。しかしそれを推奨する人事コンサルはなく、せいぜい健康経営や執務環境の改善が注目されるぐらいです。自然のなかでの運動を経営に取り入れる会社も今のところ極めてまれです。自分にとってその効果は当たり前過ぎるのですがこれが証明されるのにはまだ時間がかかると思います。

  • 【政治屋はいらない】
    昨日は投票に行きました。その一票が未来を変えるというのは嘘だと思います。未来を示せる政治家がいない今、皆が変えたいのは政治のあり方そのものです。資質に欠ける政治家ばかり見ていると、よく知らない人に投票する行為こそ無責任だと思います。候補者が一人で選択肢のない北朝鮮の選挙が機能していないように、候補者が多すぎてそれぞれの能力や主張が見えない日本も同じです。政治屋は独特の業界慣習と近づき難い雰囲気で既得権益を作り、それが世襲や多選の温床になります。経営破綻で病院がなくなったら逆に住民が健康になった夕張市のように、政治屋がいなくなった方が世の中は良くなると思います。

  • 【変化に楽しさを見出す】
    経団連の中西会長が「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです」と言い切ったのは実態の追認とは言えちょっとした衝撃です。終身雇用を謳歌してきた経済界トップの口から出た言葉ゆえに切迫感があります。異例の人事で本社復帰し瀕死の日立を立て直した人物をしても、終身雇用モデルの継続は不可能なのでしょう。収奪と格差の拡大に加担した資本主義の限界が囁かれ始めた昨今、企業のあり方が変わるのは当然です。人間は環境変化に適応することで生き残ったのですが、それは結果論であって本来は変化が嫌いです。終身雇用を長年信仰してきた人にとって、とくに外から強制されて変わることは容易ではありません。社会人に必要な資質は変化に楽しさを見い出せるセンスかもしれません。

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