新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【秘められた身体能力】
    超自然的なオカルトに目覚める人は何割ほどいるのでしょうか。きっかけは様々なれど覚醒する人は印象的な体験をしているはずです。初めて出たトレイルランニングの長距離レースは、吉野の金峯山寺蔵王堂から高野山金剛峯寺根本大塔までの56kmです。修験道の修行場として神聖とされる大峯奥駈道を抜けるコースは天文学的距離に思えました。弘法大師が歩いたと伝わる古道を一歩一歩ゴールに向けて歩みを進めると、半日ほどした頃マインドフルネスの言う「まさに今生きている」という感覚が訪れます。福島にいた頃、毎朝早朝に登っていた那須連山を下るとき、自分の体と思えない速さで岩の上を駆け下りて行けるのが不思議でした。トレイルランニングが自分の考え方まで変えたのは、それが太古の昔から続く肉体活動に酷似し、秘められた身体能力を呼び覚ますからだと思います。

  • 【自己愛の是非】
    SNSには自己愛があふれています。後先考えず恥ずかしげもなく投稿している自分もそうです。自己陶酔に眉をひそめたくなる投稿がないわけではありませんが、SNSは自己愛が許されるサンクチュアリだと思います。自由な立場で発言すれば結局全てが自己愛に端を発し、それを快く思わない人さえ個人名で発言する限り形を変えた自己陶酔という点で変わりません。イノベーションの多くが思い込みと自己陶酔から出発しているように、抑制されてきた自己愛の発露が許される時代だと思います。SNSと距離を取る人も少なからずいます。その理由は様々でしょうが、SNSの世界観に馴染めないことが理由のひとつだと思います。プロと言われる書き手による一種の言論統制へのオルタナティブとして芽生えたSNSの評価にはまだ時間がかかりそうです。

  • 【一人になれる場所】
    昨日はラブラドールと陣馬山に登りました。普段高尾山に来るときは始発電車で、歩き始めるのは6時過ぎです。自分と静かに向き合いたいので人に会いたくありませんが、ルートを選んでもハイカーと会わないことはできません。小仏峠に車を停め陣馬山まで3時間で往復します。山の中で迎える朝は格別で、目覚める前の高尾山は神秘的な一面を見せます。体を鍛えるためでも達成感を得るためでもなく、自分を整えるために歩き、筋肉をほぐす程度に走ります。途中で出会ったのは陣馬山山頂の一人だけです。その彼は独り占めできると思っていた山頂に先客がいて、犬まで一緒だったことに気分を害したのか、挨拶をしても素っ気ありません。皆一人になれる場所を探しているのかもしれません。10時には帰宅して仕事を始められます。

  • 【健康になるのは難しい】
    多くの人が健康を求め、市場には健康情報や商品が溢れながら、飽食やストレスに苛まれる現代は健康になることが難しい時代です。多くの人が健康になれなくて悩んでいる一方で多数の「健康嫌い」が存在し、その理由は同じです。多くの健康本は「~せねばならない」か「~してはならない」のどちらかで、いずれにしても人をネガティブな気分にさせます。そして多くの健康常識は他の常識と矛盾しますので、何かを信じても裏切られることが少なくありません。常に新説が登場する健康常識は、10年前の常識にさえ安心することができません。5年前に「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」が日本で出版されたときその目新しい視点に共感しましたが、重要なことは人体のデフォルト状態を知ることだと思います。

  • 【現代人を救うケトン体】
    昨日の朝は陣馬山まで無補給で往復しました。行楽客の来ない南高尾から北高尾に抜ける40kmは累積標高2,400m超で約2,000kcalを消費します。人間が体内に蓄積できる糖質量だけではフルマラソンを走り切ることもできませんので、就寝中の基礎代謝で使い果たした糖質に変わり脂肪酸から生成されたケトン体がエネルギー源になります。ケトン体濃度を上げるために前日の夕食以降食物を摂取しないので、運動に必要なエネルギーは糖質からケトン体に変わり脂肪が消費されます。糖質制限によりケトン体濃度が上がると、体に蓄えた脂肪が1gあたり9kcal(糖質は4kcal)のエネルギーに転換されますので、無限に近いエネルギーを手にすることになります。良いことにがん細胞は正常細胞と違いケトン体をエネルギーにすることができませんので、糖質制限によるケトン体利用はがん細胞を死滅させる可能性でも注目されます。

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