新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【救世主か乗っ取り屋か】
    暴動に見舞われるフランスの起死回生策として日産乗っ取りの片棒をかつぎ、今や日本の敵となってしまったカルロス・ゴーンですが、今も経営者としての尊敬の念は変わりません。1999年4月に日本に赴任し半年後に発表された日産リバイバルプランは誰もが実現不可能と思うほど挑戦的なゴールを設定しました。聞きなれないコミットメントという名の公約は、3つの目標のいずれか未達成の場合は経営陣全員が辞任するという大胆なものでした。「実績こそが信頼を培う。実績が上がらなくなったら、グッドバイだ。」という潔さは、無責任体質に慣れきった日本社会に衝撃を与え、そして計画は前倒しで実現されました。とくに親近感を覚えるのは、一貫したマイクロマネジメント嫌いです。それが行き過ぎた結果公私混同に至ったのであれば少し気の毒な気がします。

  • 【「いつかはクラウン」的幻想】
    昨日は打ち合わせのあと、クライアントの経営者としばし自動車談義で盛り上がりました。車が憧れの存在だった時代に成長したことが、特別な想いを抱く理由だと思います。自分のまわりの車好きの結論は似ていて、現代の車はどれに乗っても大して変わらないということです。付け加えるならどれも同様に面白くないのです。自分が運転したなかで最も高価な車は12気筒740馬力のフェラーリですが、無闇に速いだけで運転している実感に乏しく魅力を感じませんでした。これはフェラーリの問題ではなく、微細な差でしか差別化がはかれない現代の商品に共通する悩みだと思います。何かが違うと感じる消費者に、その本質を隠したまま、「いつかはクラウン」的幻想で欲望を煽ることに成功したのはマーケティングの勝利です。

  • 【色あせないプロの仕事】
    窓口などで待たされることが嫌いです。待つ時間以上に、遅い仕事ぶりを見るのが不快です。いらいらさせる相手に共通するのは忙しそうに仕事をする人です。あせっているので間違えますし肝心なことが抜けています。無駄口を叩き無駄な作業が多く、早く動いているようで普通の倍ほどの時間がかかります。以前勤めていた米国系企業のセクレタリーはいつ行っても涼しげな顔で全く忙しそうに見えないのに、70名以上のコンサルタントと多忙なパートナーの秘書業務を一人でこなして定時に帰っていました。依頼ごとにはいやな顔ひとつせず的確に、かつ期待以上の成果で応えます。県の幹部が突然来社することになったとき、どこにも会議室がなかったのに、当時最先端だったプロジェクター8台が常備された会議室を予約してくれました。そんな離れ技がなぜ可能なのか聞いたら、小さい会議室を少し大きな会議室と交換して、それを何度か繰り返したそうです。20年ほど前のことなのに鮮やかな仕事ぶりは今でも思い出します。

  • 【華やかな成功の代償】
    昨日は世界78カ国で公開され話題になった「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました。よく似ている俳優とリアルなライブの映像には驚かされたものの、世間の評価ほどには感動しませんし泣くこともありません。クィーンは苦手意識があり当時は聞きませんでしたが、昨日はボヘミアン・ラプソディのメロディラインが頭から離れません。登り詰めるほど地位が欲しくなり、心を開くほど傷つき、友人が増えるほど猜疑心が強くなり、愛するほど孤独になる運命のいたずらには心を動かされました。コーポレートジェットから3畳の拘置所に送られたカルロス・ゴーンといい、華やかな成功の代償として人が失うものの大きさを考えさせられました。

  • 【職場のストレスが体を蝕む】
    自分のライフワークは若返り研究です。現代の科学では若返りはありえないとされ、アンチエイジングは病的老化を回避してゆるやかに年を重ねるとする考え方が一般的です。しかし運動を始めたことで自身の体力は向上しており、視力などの機能も回復していますから、年をとっても体がより良くなることは可能だと思います。人の寿命は記録が残る範囲では120歳を大きく超えることはなく125歳あたりと考えられますが、問題は最後まで元気に暮らせる健康寿命です。日々の暮らしのなかに若さを保つチャンスは頻繁にあります。カツ丼を選ぶか蕎麦にするか、エスカレーターに乗るか階段を使うか、クラクションを鳴らすか道を譲るか、DNA配列は変えられなくても環境要因を選択することで遺伝子発現を変えることはできます。とりわけ重要なのがストレス対処だと思います。最も深刻なのが逃げ場のない職場の人間関係によるストレスでしょう。上司も同僚もいない職場で仕事をするようになりそのストレスが大きかったことを実感します。

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