新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

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  • 【美しく偽装された幸せ】
    災害や偽装といった暗いイメージの付きまとう2018年でしたが、最も悪質なのは偽装された幸せだと思います。幸せはかつて社会的な成功と同義語でしたが、世間が羨む成功者が幸せとは限りません。むしろ富や社会的ステイタスの華々しさの裏には人知れぬ悩みがあります。エリートとされる人たちのなかには、笑顔なのに目が笑わない不自然な表情の人が少なくありません。幸せは相対的に語るものだと思います。今の自分を幸せとは言い切れませんけど、以前よりハピネスレベルは向上しています。世間に流布される幸せの多くは容易にパッケージ化され、幸せについて人々が深く考える間もなく商品として提供され続けます。美しく偽装された幸せは生活のあらゆる場面に浸透し、生活習慣病やストレスなどにより麻薬的に体を蝕み人々を不幸に仕向けます。昨日読んでいたAIの本には「身体を安定的な状態に維持するホメオスタシス自体が自己の根源であり意思決定や決断の源」と書かれていました。2019年は、何が自分にとって心地よいのかを真剣に考える一年にしたいと思います。

  • 【医療費の75%は不要】
    最近憂鬱な日が多くなりました。過去を悔やむことは少なくなりましたが、将来への不安を感じて気分が落ち込みます。しかしその理由は明確で単なる運動不足です。厳寒の甲子高原にいて宿の経営や営業は問題だらけで、将来への不安に押しつぶされるような状況でも不思議と平気でいられたのは毎日運動をしていたからです。9月に今年最後のトレイルレースに出て以来運動らしい運動をしなかったのが原因で、スマホの歩数計にもその傾向が見て取れます。今年一年の平均歩数は一日一万歩なのですが、今月はその半分です。運動が鬱の特効薬であり、しかも再発リスクが薬よりはるかに少ないことは知られるようになりました。肥満や糖尿病だけでなく鬱までもが簡単に自分で治せることが分かってしまうと困る人も少なくありません。自分の体をコントロールするそのメカニズムさえ理解してしまえば医療費の75%程度は不要になるはずです。

  • 【災い転じて福となす】
    昨日は打ち合わせがあり近所のファミリーレストランに開店の朝7時に行くものの扉は閉じられたままです。結局15分過ぎまで開かず、どこも人手不足は深刻です。先進国最低の生産性の足を引っ張るサービス業の現状は崩壊寸前と言えそうです。再来年のオリンピックではおもてなしなどと呑気なことを言っている場合ではなく、誇張された日本神話のメッキがはがれる気がします。時計の針のように正確だった鉄道は今や昔話で、電車が止まる心配をしなくてはなりません。一方でこの状況はチャンスだと思います。野村総研の試算によると今後10年から20年で日本の総労働人口49%の仕事が不要になるとされます。ビジネスの効率性を阻害しているのはある意味人の存在です。やらなくて良いことまで人がやる今は過渡的な状況で、一気に省力化が進み災い転じて福となすのかもしれません。

  • 【妄想がセーフティネット】
    気がつけば一年を振り返る時期になりました。2016年は後先考えずに会社を辞め、2017年は旅館経営と格闘し、2018年は一旦旅館から離れて新たな生活を始めました。死を意識する生き方が幸せだと最近思います。いつでも死ねるか自問すると、好きで始めた旅館再生を形にするまでは死ねません。たいした変化も起こらず味気ない毎日にうんざりしていた頃に比べ毎日を生きる実感があります。この2年間の出来事は自分が過ごした時間に思えません。自分の人生を生きるというのは新しい自分に出会う感覚なのだと思います。真剣に取り組むなら人生は何とかなるし、仮に何とかならなくても死ぬことは滅多にありません。どうにもならなくなったら、最後は南の島の海岸で一日何もせず、その辺の果物だけ食べて生きて行くのも悪くないと思います。この妄想が自分にとってのセーフティネットであり、それゆえ先の見えない未来のリスクに向き合う気になれます。

  • 【仕事への姿勢が全て】
    昨日は娘の高校で担任の先生と進路について三者面談をしました。かつての進路指導といえば序列化された日本の大学を選ぶだけで良かったのでしょうが、一人ひとりの生徒が希望する多様なキャリアを前提にしますので、先生の知識量は桁違いです。われわれ両親はそれぞれ4社で働いた経験があっても、途上国の教育格差解消を仕事にしたいと言う娘に対しては全く助言ができません。海外大学のメリットは課題量が多く、まわりを巻き込み高いゴールにコミットする必要があることから、リーダーシップや調整力、勉強習慣が身につくと言います。重要なことはやりたいことを突き詰める仕事への姿勢であり、キャリアを自分で作る意識を持てば、論理的に考え、信頼関係を作り気持ちよく回りを巻き込む能力が自ずと身につく、という助言は何より第二の人生を歩もうとするぼく自身に響きました。

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